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寝取られ彼女。
第6章 Seno Kouki
美しい肌にキスして、舌を這わせる
綺麗に突き出た鎖骨を唇で挟んで
触れるか触れないかのキスをおとして
ぺろりと舐めて、肌質のよさに口角が上がる
すごいよな、女の子の肌って
亜衣自身の努力の賜物なんだろうけど、
つるつるすべすべで手に吸い付いてくる
指で軽く肌に這わせながら愛撫して
可愛い反応に頬を緩ませて
可愛くて
愛しくて
思わず手が止まる
「…亜衣」
涙目で俺を見上げる亜衣
「な…に」
「可愛い」
目を見開いて、すぐに腕で顔を隠す亜衣
「なんで隠すの」
「うぅっ…」
…え
えっ…
「おい待てなんで泣く!?」
ぐすぐす泣き出す亜衣を前に尋常なく動揺して焦る俺
待って、キモかった!?
あまりにも可愛くて思わず言っちまったけど嫌だった!?
泣く10代女子相手にベッドの上で焦るアラサー…
…いや犯罪チックだな…
思わず両手で顔を覆う
「…ごめん」
泣かせるとは思わなかったな…
亜衣の上から退け、ベッドの縁に座ると
「…違うっ、嬉しくて…」
柔らかい温もりが後ろから覆い被さってきて、ぎゅうっと抱き締められた。
「恥ずかしくって嬉しくて…それで泣いちゃっただけなの。嬉しい…」
その言葉に、年甲斐もなくにやけて…
単純すぎるな俺…
「…昂ちゃんの体温、落ち着く。大好き…」
そんな言葉に喜んで、亜衣の手を恋人繋ぎで握って…
しばらくずっとそうしていた。
背中の温もりが心地よくて、ああそろそろ触れたい…
そう思って彼女の顔を覗き込むと。
「…おい。マジか」
子供のようにすやすや眠っていた。
俺の背中に柔らかい頬をつけて、寝息をたてていた。
これ初めてじゃねえぞ…何回かあったぞ今まで。
キスしまくってたら突然眠気訴えてそのまま朝まで寝たの思い出したぞ…自分で何回慰めたか分からんかったぞあれ…
そういやイキまくってると思ってたら寝てた時あったよな…
俺といる時こいついつも寝てる気がすんな…
今日のはなんだ?安心したのか?
…悩んで眠れない日あったって言ってたしな…
今日は寝かしとくか。
柔らかな髪を優しく梳いて、身体を抱き上げてベッドに寝かせる。
「…。無防備な寝顔見せやがって…」
安心しきった顔して眠ってる亜衣
ほんと可愛いな…