この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奴隷 裕美子
第2章 出会い
定例の人事異動で配置替えがあり、俺の新しい職場となったその部署に裕美子はいた。29歳。もうベテランの域だ。社内では優秀なOLとされ、実際のところ上司からも関係部署からも頼りにされていた。

スレンダーな体型。顔立ちは「美人」と言って良いだろう。その優秀さゆえ、仕事中は冷たさのオーラを醸し出していることも多い。近寄りがたく感じる男も少なくあるまい。だからというわけでもないだろうが、社内で浮いた噂を聞いたことはない。

俺にとっても、当初はちょっと優秀で美形な職場の先輩社員、というだけの存在だったが、部署内でとあるプロジェクトが始まり、裕美子と俺の二人でそれにあたることになったことが、裕美子の運命を変えた。

「きょうも遅くなっちゃったわね。もう誰もいないわ」

裕美子が疲れた微笑を俺に向けて話しかけてくる。本来、二人だけて担当するような量の仕事ではなかったこともあり、プロジェクトが始まってからというもの、こうして裕美子と俺だけが職場に残って遅くまで残業することが常になっていた。その流れのまま、二人だけで食事に行く回数も増え、裕美子は明らかに俺に気を許しつつあった。もちろんこの時点で、裕美子は俺のサディストとしての本性などは知らない。しかし俺の方は、裕美子のちょっとした言葉やしぐさ、服の趣味などから、裕美子の奥に潜むマゾの血、奴隷の資質を徐々に感じ始めていた。
/31ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ