この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花の踊り子
第3章 疑惑
「でも、どんなシューズを買えばいいのか分からなくて」

「みんなどんなのを履いてるんですか?」

「おー。それなら先輩に任せなさい!」

朝比奈さんは自慢げな表情をして、胸を張っている。

「ジャズの初心者に通うのかな?だったら、ジャズシューズなんだけど、まず、ジャズダンス用のジャズシューズにはスニーカー型やブーツ型・シューズ型があるんだ。
スニーカー型は底が厚いから踊りにくいし、踊りの上達を妨げる可能性があるかな。まぁ、ストリート系やヒップホップを踊るならスニーカー型を買う人が多いかな。
ブーツ型はおしゃれでかっこいいけど、足首が固定されるから、動きも少しだけ固定される感じがあるかもね。
とりあえず最初に買うなら、シューズタイプが一番使いやすいかな。」

「ふむふむ。じゃあ、シューズタイプのにしようか!」

「そうだね。あっ。素材は好みで良いんですか?」

「そうだね。ジャズダンス用のシューズの素材は革かキャンパス生地が多いんだけど、俺のオススメは革かな。革を買うなら、はじめは少しきつく感じるぐらいのがいいよ。使ううちにだんだんフィットして脚に馴染むからね。」

「さすが、詳しいんですね!」

「ダンス続けてると、履き潰しちゃうから、よく買いに来るからね。2人とも、サイズいくつ?試着してみようか」

朝比奈さんは、屈んで2人がシューズを試着するのを確認してくれている。

「…うん。これなら大丈夫!」

「サイズまで見てもらっちゃって、ありがとうございました。」

「いえいえ。またスクールで会えるのを楽しみにしてるよ!」

ニッコリ笑うと、朝比奈さんは自分の買い物に戻っていった。

「本当に爽やかでいい人だね」

「ホントだね。ありゃモテるわ」

選んだシューズを持ち、レジへ向かう。
お会計を終え、店を出る時に軽く朝比奈さんに会釈すると、手を振ってくれていた。

「頼もしい先輩がいて心強いね!」

「朝比奈さんが先生のレッスンもいつか受けてみたいね」

口々に朝比奈さんを褒めながら、駅の改札に向かう。

「久しぶりに優が帰ってくるから、掃除しておかないと。」

「ラブラブ新婚生活楽しんでね!」

「ふふふ。うん。」

珍しく、花は照れることもなく嬉しそうにしている。

「次のレッスンは来週の火曜日だね。」

「うん、また仕事終わったら駅集合ね!」

「またね〜」

/19ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ