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Moon night🌙Marmaid〜男装の美少女マリナ
第3章 エドワード
「反抗期か?」
呆れるエドワード
「屋敷から出てはいけないと言っただろう」
「ごめんなさい」
「僕の言い付けが守れないの?」
部屋に入って来るエドワードの姿を見て、慌ててベッドのクッションに凭れるマリナ
そのマリナに馬乗りに跨ると、冷たいアイスブルーの瞳で見降ろしながらマリナのパンツからサッシュベルトを引き抜いた
「それとも、鬼ごっこがしたいのかな?」
シュルッと乾いた音をさせて引き抜いたサッシュベルトでそのまま手首を纏めて縛り上げると、ベッドの柵に引っ掛けて固定してしまった
「捕まえた」
足をバタつかせてささやかな抵抗を試しみるものの、無表情のままマリナに跨っているエドワードはマリナのブラウスを乱暴に引き裂いてしまった
バラバラと音を立てて床に飛び散る包みボタン
「もう逃げられないよ」
マリナの身体中に紅い印が散らされていく
久しぶりにマリナの柔らかな肌を堪能するエドワード
暫くマリナの肌に触れることができなかったエドワードは久しぶりにその柔らかな肌に触れて、マリナの肌を忘れられずにいた自分に気付く
今までどんな女にもこんな執着心を抱いたことは無かった
ここまで夢中になってしまうのは全てマリナの所為だ
「マリナは悪い子だ」
エドワードはマリナがいつか自分の手の届かない所へ行ってしまうような予感がしてならなかった
二度と手放したくないばかりに少し甘やかしすぎたかもしれない
まだまだ子どもだと思って好きなように自由にさせていたが、少し奔放にさせ過ぎたかもしれない
そろそろ躾をしなくてはいけないな
「か、帰りたい」
マリナのオッドアイから涙がポロリと溢れた
何不自由の無い暮らしをさせているつもりでいたのに元の暮らしに戻りたいとは
マリナの言葉に苛立ちを覚えると同時に、天使のような少女に振り回されている自分自身が腹立たしかった