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愛姫のあぶない投資性活
第9章 貴重な資料のプレゼント
翌日、週初めの月曜日。私は春日君と同じ手法で、市場が開く前の情報収集から取り掛かった。

まずCS東京経済から、テレビを着ける。同時に経済新聞のメルマガ配信と同時にメルマガを開き、テレビ音声にに注意しながら、メルマガに目を通す。直ぐに取引銘柄をメモしていく。

午前9時。市場が開く。元金10万円で手数料100円に抑え、買い売りを繰り返していく。1.0%以上の上昇で直ぐに売りが私のタイミングだ。乱高下している銘柄、急落銘柄は、スウィングトレードに切り替え、売りを日延べする。その間にも違う銘柄に手を着ける。この繰り返しと積み重ねの作業だ。

午前11時30分から12時30分、東証は昼休み。大証は継続。大証のチャートを、おにぎりを片手に見続ける。大引けの午後3時に市場が閉じるまで、私は粘りに粘る神経戦にも大分慣れた。なにしろ、マイナスを出していない。私の場合…というより春日君のやり方は、有力銘柄で大手証券会社を通し、カラ売り信用買いなどしないことだ。大手証券会社内ではカラ売り注文を受けて会社内の持ち株を回して対応する。最初からそういう物には手を出さない。

常に手数料を抑え、小口で売買を繰り返すのが主流。そして、その積み重ね。

ただし、この神経戦のストレスを、麻木さんとのマニアックなコスプレSEXによって解消したいがために、SEXがよりハードになってきているのも自分で認識していた。

また、男性の性欲を目の前で弄ぶことも、SEXの快楽と連動して、私の性癖に加えられていた。それは男性の喜ぶ、平素とSEX時の豹変ぶりを見せつけつつ、さらに男性の喜ぶ痴女を演じ、私とのSEXの虜にしてしまうことだった。

これが、アメリカで指摘された、トレーダーのサイコパス化だった。

私が自分もそうなっていることも認識していた。

私はそういう生き方を邁進していた。もちろん成功のために、失うものがあるというリスクは避けられないことを知っていたから。私は自らの人格が変わろうとも、なりふり構わなかった。

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