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愛姫のあぶない投資性活
第9章 貴重な資料のプレゼント
私たちは、直ぐにホテル街に入った。慣れているところで、いつもの新しいホテルに躊躇なく入る。

午前中とは言え、日曜日。空室は3室だけだった。

「よかった…空いてましたね…1番広いのにしましょう…。」

ラブホに入ると部屋にチェックインするまで、フロントや廊下では、自然に声が小さくなる。

「よかったね…でも…アレが来ないこと…祈るわ…折角休憩料金高いんだから…。」

私たちは、部屋のタッチパネルを押し、[入室]→[確認]と進み、部屋番号のチケットをが出てくると急いで抜き取り、エレベーターに乗った。

部屋のある5階でドアが開く。さらに私たちは、急いで部屋に向かって、玄関ドアの前に立つと、春日君が番号と緑ランプの点滅を確認して、ドアを押し開いた。

「やっと普通の声で会話できますね。」

「待って…それは内側のドアを閉めてから…。」

「あっ、そうかっ!」

内扉を開けて、開放的な空間に、二人で声を上げた。

「わあっ!綺麗っ!」

内装はヨーロピアンで、ソファーもクラシカル。ベッドはお姫様風天蓋付き。そこにはレースね蚊帳が吊られている。もちろん目隠しでもなく、虫避けであるはずもなく、オシャレなデザインだ。

ベッドルームと、バスルームの間仕切りがガラス張りなのはこの前と同じデザインだったが、この部屋のバスルームにはミストルームがさらにガラス張りで併設されている分広かった。

私たちは、いつものように、部屋とバスルームとを細かく見た後、春日君がついでにバスタブにお湯を流して、ソファーに落ち着いた。

「愛姫さん…眠気とかだるさとかはないんですか?僕、姉姉弟の末っ子ですから、生理は慣れてますよ。ナプキン買いに行かされたことだってありましたよ。中学生くらいの時にですよぅ。商品名のメモ持たされて…。レジでは恥ずかしかったなぁ…。」

「なぁんだぁ…お姉様お二人もいらっしゃったの?」

「初めて愛姫さんからデートに誘われて、食事している時話しませんでしたっけ?」

「お姉様がいらっしゃっるのは聞いたけど、お二人って言うのは初めてだと…。」

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