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愛姫のあぶない投資性活
第3章 コスプレSEXに耽溺 Ⅰ
「それから、今、ここでのお願いなんだけど…。」

麻木さんは、ベッドサイドから、プロジェクターのリモコンを取り出して、ホテル利用案内の画面を投影させた。プロジェクターが作動し始めると、それまで静かに流れていた、ピアノ音楽のBGMが止んだ。

画面にはルームサービスのタグが並んでいる。レンタルはシャンプー各種、入浴剤各種、タオル、追加コンドーム、アメニティーなど無料のものから、ストッキング、タイツ、ショーツ、大人の玩具など有料販売のもの。それからレンタルコスチュームまで写真画像で並んでいた。

「ねぇ、ねぇ、これっ!コスプレしてくれない?愛姫ちゃんのコスプレ見たいなぁ…このお願い聞いてくれたら、明日にも入金しちゃうっ!」

麻木さんは、融資…私から見れば、私に対しての投資信託…の話題はどうでもいいかのようになって、ちょっとはしゃぎ気味に話かけてくる。

「えぇ…いいけど…何を着ればいいの?」

「そうだなぁ…とりあえず、定番のセーラー服かなぁ。ほらいくつかあるけど、あのブルーの襟の夏服のやつ。ちょっと本物系はリアル過ぎるしねぇ。それも見てみたいけど…。」

「セーラー服なんて、10数年ぶり…なんかこの歳で恥ずかしいなぁ。」

「恥ずかしくなんかないよ。見るのは僕だけ。その僕が求めてるんだから、全く問題ないよ。…じゃオーダーするよっ。」

麻木さんは、マリンブルーの襟にリボンタイ、サテン生地のミニスカートのセーラー服をリモコンでオーダーし、最後に、ニーハイソックスまで購入して、画面上のカートに入れると確認ボタンを押した。画面には『しばらくお待ちください。お部屋までお持ちしたら、チャイムでお知らせいたします。ドアの配達ボックスの内扉を開いた状態にしてお待ちください。』と表示された。

暫くして、チャイムが鳴り、ゴソゴソと、音がして玄関ドアの配達ボックスに届けられたようだった。麻木さんが乱れたバスローブを纏って裾を翻して、小走りで取りに行き、そそくさと抱えて戻って来た。

子供が大好きなお菓子でも貰った時のように、相好を崩して、半分照れ臭そうに、笑みを湛えて、ビニール袋から取り出すとベッドの上にコスプレアイテムを並べだした。
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