この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛姫のあぶない投資性活
第10章 束の間の息抜き〜避暑地の温泉旅行〜
私たちは、一面ガラス張りの部屋から、バルコニーに出る簡素な脱衣スペースにバスタオルを用意して、すぐに二人で全裸になって、バルコニーに出た。もうすぐ陽が沈む。海は凪いで、キラキラと夕日を反射させていた。波の音が心地好く響き渡る。

檜木の桶にお湯を汲んで、身体を流すと、二人揃って、

「せーのっ!」

発声を同じくして、湯舟に浸かった。

夕空と大海原と波打際の海岸線。砂浜とホテルに面した道路からは、こちらが見えないように真竹の垣根があり、さらに死角になるよう、湯舟が配置されている。

「私たち…大自然のなかの温泉に二人っきりね…。なんか疲れが一気に吹き飛んじゃうっ!」

「そうですね〜。癒されるなぁ〜やっぱり温泉って。しかもこんな露天風呂は…。」

「さっき私…コンドームなんて言ったけど、あんまり景色が凄すぎて…エッチな気分にならないかもねっ?そんなことなぁい?」

「実は僕、すごくエッチなこと想像して、新幹線の中なんかずっとドキドキしてたんですけど…この雄大な景色は、そんな矮小な人間の心を、ピュアにしてくれるような…そんな気がします…。」

「あぁ〜っ。春日君っ!何気取ってんの〜っ。詩人みたいな事言ってぇ…えいっ!」

私は子供がプールではしゃぐように、両手でお湯を彼に向けて浴びせかけた。彼は顔にお湯を掛けられ、顔を手で拭いながら、

「やったなあっ!ほらっ、仕返しっ!」

「きゃあっ!」

彼はわざと私の手間にお湯を掛けて、私の髪や、まだ落としていないメイクに配慮してくれた。だからほんのわずかな滴が顔に跳ねた程度だ。

「やんちゃ姫だなぁ。もう、こうしちゃうぞっ。」

春日君は身を起こして、私の正面に近づくと、肩を掴んでキスをしてきた。私は彼に抱き着いて、キスに応じる。急に波の音が静かになったように感じ、私たちを静寂が包んだ。

ただ、始まったキスは止まらなかった。また波の音が響いて来て、私たちの出す、いやらしいキスの音を掻き消した。春日君はキスを続けながら、私の乳房優しく揉む。

(やっぱりエッチな気分になっちゃった私…。)
/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ