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愛姫のあぶない投資性活
第11章 コスプレSEXに耽溺 Ⅱ
(今までどおりの交際でいいと春日君は言った。麻木さんと逢うのだって今までどおり…。春日君を裏切る行為なんかじゃない…。)

私は何度も自問自答して、自分に言い聞かせていた。

麻木さんの会社の定休日である、翌日水曜日の午後、私はいつもと変わらず、前場で取引をすべて終わりにして、出かける準備をしていた。そこに麻木さんからメールが来た。

(あっ…またキャンセルかなぁ?もうっ!)

私はちょっと苛立ちながら、メールを開いた。そこには、

「大切なこと言い忘れてました。ハイソックスと透けパン忘れずにね。−END−」

(大切なことって…コスプレのアイテムじゃない…もう麻木さんったら…そんなこと…もうエッチなこと着々と考えてるんだ…まあいいかっ…。)

私はこの前のコスプレSEXで使い、持ち帰って洗濯しておいた紺のハイソックスと透け透けショーツをポーチに入れ、バッグにしまった。

麻木さんの会社は、都心から私鉄で約30分ほどの都下にある。最寄り駅から歩いて10分ほどでオフィスに着いた。いつもは、会社のバンが二台と麻木さんの車だけしかないのに、駐車場にはもう一台の車が停められていた。

(誰か、社員さんもいるのかなぁ?事務職の新人女子社員さん以外は、以前、私が会社にいた時からの顔なじみだし、別に不審がられたりしないから大丈夫よね。)

私はちょっと気になりながらも、裏手の通用口のインターホンのチャイムを押した。

「はい。どちら様ですか?」

いつもなら、「開いてるから入って。」と麻木さんの声で反応があるのに変だ。違う男性の声だ。と思いながらも一応、問い掛けに応じて返事をした。

「あの…私、麻木さんとお約束している白石と申しますが…麻木さんはいらっしゃいますか?」

(なにこれ?呼び出しておいて…もしかして不在?そんなことないはず…麻木さんの車はあったし…。)

インターホンからは、

「少々お待ちください。」

と返答があった。すぐにインターホンから、

「失礼しました。開いてますのでお入りください。」

また同じ男性の声で返答があった。

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