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愛姫のあぶない投資性活
第11章 コスプレSEXに耽溺 Ⅱ
「休業日に会社に女を呼んでるなんて、30人くらいしかいない会社で、社長が噂の対象になったら困るでしょ?村中さん私のこと結構見てたよっ!」

「それは愛姫ちゃんは、街でだって男が振り返るくらいの美人だもん。だから見とれてたんだよ。大丈夫。事務の女の子を誘ったりしたら、それはまずいけどさぁ。社長の彼女じゃない?くらいの噂なんか気にしてたら、代表取締役は勤まりません。」

「ならいいけど、会社に誰か来てたら、前みたいに私は駅で待ってるから。今度はそうしてねぇ。」

「分かった。僕が不用意だったよ。愛姫ちゃんを待たせちゃいけないと、思ったからさ。今度は臨機応変に対応しますっ!」


「分かったならよろしい。」

私たちは、最後はふざけた会話で締めくくった。

その後、いつものイタリアンのお店でランチを摂った。

そして、いつも利用している郊外の田園地帯にある、高級ラブホに向かった。

ラブホのエントランスをくぐり、駐車場に入ると、やっぱり、満車に近い状況だった。

「今日も混んでそうだねぇ。」


「高い部屋は残ってるよ。いつも中途半端に休憩して、オーバータイムの料金になっちゃうけど、いい部屋に越したことはないからさ。」

私が麻木さんの腕に寄り添って、フロントの横のパネル前に立つと、その日の空室は平日の午後なのに、3部屋しか空いていなかった。

「みんな、今まで使った部屋だね。どうする?」

「あなたに任せる。」

「わかった。」

私たちは、ラブホを訪れる誰もがそうなるように、自然に小声になって会話をし、部屋の写真の[人室]→[確認]とボタンをタッチした。部屋番号のチケットが出てくる。それを取って、エレベーターに乗る。エレベーターを降り、静かに廊下を歩いているつもりでも、私のヒールの音は響いてしまう。

部屋の前に来て、麻木さんが部屋番号を確認して、限界ドアを押し開いた。

ドアが閉まると、センサーライトが点灯し、聞き慣れた自動精算機のアナウンス。それをスルーして部屋に入った。
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