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愛姫のあぶない投資性活
第11章 コスプレSEXに耽溺 Ⅱ
ほどなく玄関のチャイムが鳴り、配達された音がした。

「待っててね。私が取ってくるから。ついでに着替えて来ちゃうね。お楽しみにねっ!」

「うん…。」

麻木さんは素気ない返事をした。まだぼんやりとして、変わらず仰向け状態だ。

私はナース服と、白ストッキングをそのまま洗面所に持って行き、鏡を見ながら着替えを始めた。

ナース服はサテン地のミニワンピースだった。襟は縦襟で半袖。今は洗濯糊が細菌を培養してしまうから、どこの病院でも看護師さんが身につけていない、ナースキャップもあった。私は、下着の替えは持っていなかったし、白いブラではなかったから、ノーブラでナース服の白衣を着て、髪を上げて、ナースキャップをアメニティーのヘアピンで二カ所止めた。なんとなく、ナースっぽくはなった。あとは、白いストッキング。さっき使った透け透けシースルーショーツは、濡れていたから、ノーパンでストッキングを履いた。これには麻木さんも興奮しちゃうかもしれないと思った。何か足りないと思ったのは、聴診器がないことだった。でもそれは無い物ねだりだ。

私はなんとなく、格好がつかないと感じて、使っていないタオルを持って、ベッドに向かおうとして、バスルームにローションがあったのを思い出した。それで、ローションマッサージしてあげちゃおう。そう考えてローションのボトルを持った。

(ベッドのカバーシーツが汚れちゃうけど、スタッフさんごめんなさい…。)

私はナースに成り切って、タオルとローションボトルを持ってベッドで仰向けに寝ている、麻木さんのところに走った。

(あっ、ナースサンダルも必須アイテム…でもしょうがないなぁ…。結構コスプレって衣装だけじゃ成り立たない部分があるものなんだ…。)

私はちょっと、いろいろコスプレしながら、キャラクターのアイテムも揃えるレイヤーさんの気持ちが理解できたように感じた。凝り出したら切りがないということだ。

「麻木さぁ〜ん。検温と身体拭きですよぉ。あと、マッサージもしますからねぇ。」

私はベッドの横から、麻木さんを覗き込んだ。
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