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愛姫のあぶない投資性活
第12章 第三の男現わる〜そしてSM入門へ〜
(いたいた!あの人だ。)
通行人に紛れ、少し離れた歩道を歩き、1回通過しての確認。
(彼にまちがいない!)
スマホを片手に私を探しているようだ。ジーニーにポロシャツ姿。一度会社から帰宅してから来たようだ。それからワンショルダーのバッグを襷掛けにしている。
私は、もう一度通行人に紛れて一瞥しながら、観察した。スマホをみたり、周囲を見回したり、私が現れるのと、メールの着信を気にしているようだ。私はまだ返信していない。ここは少しくらい焦らした方が、相手の本性を読み易くしてくれる。
離れた見えない場所に入り込んで、
「私はもうすぐ着きます。白石−END−」
と送信した。これでドタキャンがなくなったので、かなり安心しただろう。
5分前、私はゆっくり、左背後の死角に回り込み、ゆっくり近づいて行った。
スマホを見ている。私が声を掛けるのを待っているのかも知れない。
通り過ごし、今度は前方からゆっくり近づいて、彼の目の前に立った。
「こんばんは…村中さん…ですよね?」
彼はスマホから視線をこちらに向けて、
「あぁ、こんばんは…あっ…今日は忙しいのに、白石さんには無理なお願いして、すみませんでした。」
「いえいえ、私なんかをお誘いいただいて光栄です。会社帰りの直ですか?」
「いや、有給を2時間使って、早めに一度帰宅して、着替えて来ましたよ。Yシャツにネクタイ姿じゃ…同僚と飲みに行くならいいですけど、女性を食事に誘ってるわけですから。」
「ご自宅はどちらなんですか?」
「T線のO駅から歩いて10分くらいのところのアパートに住んでいます。S区ですね。」
「じゃあ近いんですねぇ。」
「それじゃあ、行きますか?白石さん苦手な食べ物とか、希望とかありますか?」
「特にアレルギーとか、そういうのはありません。アルコールも大丈夫です。どこでもお任せしますよ。」
「じゃあ、パスタが有名なイタリアンのお店。知ってるのでそこ、行きましょう。ビールやワインもありますから。」
私は村中さんに着いて歩き出した。
通行人に紛れ、少し離れた歩道を歩き、1回通過しての確認。
(彼にまちがいない!)
スマホを片手に私を探しているようだ。ジーニーにポロシャツ姿。一度会社から帰宅してから来たようだ。それからワンショルダーのバッグを襷掛けにしている。
私は、もう一度通行人に紛れて一瞥しながら、観察した。スマホをみたり、周囲を見回したり、私が現れるのと、メールの着信を気にしているようだ。私はまだ返信していない。ここは少しくらい焦らした方が、相手の本性を読み易くしてくれる。
離れた見えない場所に入り込んで、
「私はもうすぐ着きます。白石−END−」
と送信した。これでドタキャンがなくなったので、かなり安心しただろう。
5分前、私はゆっくり、左背後の死角に回り込み、ゆっくり近づいて行った。
スマホを見ている。私が声を掛けるのを待っているのかも知れない。
通り過ごし、今度は前方からゆっくり近づいて、彼の目の前に立った。
「こんばんは…村中さん…ですよね?」
彼はスマホから視線をこちらに向けて、
「あぁ、こんばんは…あっ…今日は忙しいのに、白石さんには無理なお願いして、すみませんでした。」
「いえいえ、私なんかをお誘いいただいて光栄です。会社帰りの直ですか?」
「いや、有給を2時間使って、早めに一度帰宅して、着替えて来ましたよ。Yシャツにネクタイ姿じゃ…同僚と飲みに行くならいいですけど、女性を食事に誘ってるわけですから。」
「ご自宅はどちらなんですか?」
「T線のO駅から歩いて10分くらいのところのアパートに住んでいます。S区ですね。」
「じゃあ近いんですねぇ。」
「それじゃあ、行きますか?白石さん苦手な食べ物とか、希望とかありますか?」
「特にアレルギーとか、そういうのはありません。アルコールも大丈夫です。どこでもお任せしますよ。」
「じゃあ、パスタが有名なイタリアンのお店。知ってるのでそこ、行きましょう。ビールやワインもありますから。」
私は村中さんに着いて歩き出した。