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愛姫のあぶない投資性活
第14章 純愛の兆し〜愛とSEXの葛藤〜
村中さんとのLINEでのやりとりはほぼ毎日、夕方、たわいもないものだったが続けられた。

私は、まるで高校生がクラスメイトの仲良し男子と、日常会話をしてふざけるような、新鮮な感覚に囚われていた。

(なんで私…こんなことで心トキメクんだろう?本来ならこの男性をどうやって、私の虜にさせようか?なんて考えていたのに、そういう、裏の感情も、取り分け彼に抱かれたいなんて女の性欲も、起こってこない。でも村中さんとは仲良くなりたい…。LINEでいいから、彼とは繋がっていたい…。)

私がSEX抜きで、思いを素直に寄せた男性は、村中さんが久しぶりかもしれないと自覚した。

そう思い出すと、麻木さんや、春日君が、大変邪魔な存在にも見えてきた。

しかし、そうかんたんに清算できる関係ではない二人の男性だった。

私はこれまで、常にそうやって、自らどろどろの男性関係を作り出し、それを清算しなければならなくなった時、多くの悲劇を作り出してきた。しかも、自分が傷つかないで、相手を奈落の底に落とすようなやり方で。

私の脳裏で、色恋に陥れ、奈落の底に落とし、切り捨てた、数々の男性の顔が浮いては、消えていった。

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