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愛姫のあぶない投資性活
第14章 純愛の兆し〜愛とSEXの葛藤〜
9月に入って最初の日曜日、私は、午後から春日とデートの約束をしていた。

もう春日君とは、最低月1か月2くらいのペースで日曜日の午後からデートをして、夕方までにはラブホに入り、夜まで、3回平均のSEXをするパターンが定着していた。

彼と7月下旬に温泉旅行して以来、彼は私に告白して、交際を求めてきた。今まで通りの(セフレの)関係の継続なら可能だという私の返答に彼は承諾した。


でも私は、T大生の春日君とSEX抜きのピュアなデートをしてみたいと考えたこともあった。都内のS駅近くの、アミューズメントパークと水族館でデートをして、日曜日の夕食を二人で食べて帰宅しようとした時があった。始めて普通のデートで終わるかなと思っていたら、春日君は別れ際になって、妙に未練たらしい態度になって、彼の自宅とは東西正反対方向の電車に乗って帰ろうとする私を追って、ラブホに行きたいと執拗に追いかけてきたことがあった

その日も、仕方なく春日君とは2回SEXをした。彼は3回目もせがんできたが、私にはそこまでの気持ちはなかった。だから口で処理をした。

すでに、トレーダーとして完全に自立していた私にとって、私には、春日君はもう必要のない存在に成り下がっていた。

男性にブランド志向を求めない私にとって、T大生という、またもうすぐT大卒の学歴を持つ春日君に、特に価値と魅力を感じていた訳ではない。

彼は卒業後、個人で外国株、特にアジア地域の成長期にある国の株に目を着けて、外国株と外為取引専門の代行業を始めるべく着々と準備をしていたが、中国のバブル危機で、彼の狙いも、不安定要素が大きくなりかけていた。

春日君だって、私と同じく、所詮相場師。破綻する時もある。また証券売買取引法に抵触しないぎりきりのことをしなければ、一度に大きな収益を上げることはなかなか不可能に近い。彼は情報収集枠を最大限に広げて境界線上ぎりきりのやり方で何度もすり抜けていた。

もちろん、彼に学んだ、私も同じだ。だから、私自身に危機感が訪れた時には、彼にも危機が訪れている場合が多々あった。同じ穴のムジナだった。

なにより彼との奥行きを感じない、いつまでも変化のないSEXには、私もすでに辟易していた。する以上は楽しもうと、私も努力したけれど…。
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