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愛姫のあぶない投資性活
第14章 純愛の兆し〜愛とSEXの葛藤〜
私と春日君との関係は、私の『女の打算』により『男を利用』して、『金を産み出す』ために、私がハニートラップ仕掛けたことから始まったことが尾を引き、いつまでも、愛が一瞬でも生まれそうで、SEXが終われば、快楽愛も消滅するという繰り返しだった。

そう、私が春日君に感じていたのは、彼とSEXしている時の『快楽愛』だった。SEXで快楽を与えてくれる相手に、何の愛情も感じないで、真の快楽は得られない。また多少でも快楽を与えてくれれば、一瞬は愛情も芽生えるものだ。

しかし、私と春日君は、そこからの新たな壁を乗り越えることはお互いにできなかった。お互いといっては語弊があるかもしれない。私からは少なくとも、壁を乗り越え、新たな関係を築こうとする意欲は芽生えなかった。

麻木さんとは、交際初期の頃には、多少なりとも、ピュアな恋愛期間が少しはあった。

麻木さんが私にアプローチを始めてから、肉体関係を持つに至るまでの期間だ。すぐにセフレの関係に陥ったが、ただ、麻木さんとは、SEXを重ねる度に『快楽愛』と『純愛』がオーバーラップする期間があった。

SEXだけの関係だか、麻木さんのことを想う日常も存在していた。それは、年齢的にも老獪な麻木さんのSEXテクニックと、常に能動的に変化と奥行きを感じさせてくれるSEXと身体の相性が私を錯覚させていたのかもしれないが、彼の陰茎と私の膣との身体的相性もバッチリだという奇跡からかもしれない。

私はもう、その日をもって春日君との関係を解消・清算すべく、計画を進めていた。

それは、最後にありったけ彼の精液を抜き取り、あるいは出させて、金銭的な借りもすべて、金銭的に返すことだった。

といっても、直接的に春日君から経済的支援を受けたことはなく、彼から受けた支援は情報提供だったので、それは貨幣価値には換算できないものだった。

唯一の大きな私への貢ぎ物は80万円相当のブランドバッグだった。私は一度もそれを使っていなかった。最終的に新品のままなのに、新古品として買い取り業者に60万円で買い叩かれ、60万円の現金に20万円を私が追加し、さらに80万円+思い出作りのお礼の10万円をつけて、商品券に変えて、最後のSEX三昧を終えてから返す計画を立てていた。
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