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愛姫のあぶない投資性活
第15章 極上のSEX〜お別れのお餞別〜
お湯で希釈して、ちょうどよいヌルヌル加減のローション液ができた。

バスルームの端に立て掛けて合ったマットは、厚さ2〜3㎝で銀色のビニールの中には、ウレタンが入っているようだった。それを広い洗い場のスペースに敷く。ここみたいな、休憩料金は高いけど、新しいラブホって、ベッド以外のどこでもエッチできるようになってるみたいね。ソファーも大きいし…。

「エッチな気分になるように装飾とか壁紙とか照明も工夫してるみたいですね。こういうの専門のデザイナーがいるんでしょうね?」

「パターンもいろいろだもんねぇ、ヨーロッパ風にも、いろんなタイプがあるし…王室風、地中海風みたいな。和モダンもあったよね。」

「白黒のモノトーンが基調で、インテリアも、ちょっと未来の宇宙ステーションを意識したようなのもありました。」

「とにかく、基本は『非日常』よね。このマットだって。それじゃ、春日君、仰向けにまた寝てちょうだいっ。私が上になる。」

春日君が足元を気にしながら、バスタオルの枕に後頭部を載せて、仰向けになる。

「ちょっとフラットすぎるかな…。」

「エアーマットじゃないからね。我慢してね。じゃあ、失礼します。愛姫と申します…。ソープってこんな感じ?

「まあ、そんな感じでした。もうソープの話は止めましょう。恥ずかしいし。」

「男性なら一度は行って経験してもいいんじゃない?私、一般的には、風俗は浮気にはならないって思う。でも病気があるから付き合ってる人には、行ってほしくないなぁ。これって女のわがままかなぁ?」

「いえ、その通りです。僕は今だに後悔してます。」

「なんで?巨乳で美人のソープ嬢だったんでしょ?」

「公表年齢もサバ読んでるし、顔は多分美容整形。あと胸も多分シリコン入りの美容整形だと思います。一種の詐欺ですよ。愛姫さんだったら、きっと22歳〜25歳で充分通用しますよ。メイクや髪型次第では20歳でもいけるかも…。」

「それは完全に詐欺ねぇ、うふふっ。それに何万円も遣っちゃったのね。」

「2時間で8万ですよっ。もう止めましょう。本当に思い出したくないんですよ。」

私は、春日君のトラウマが何となく理解できた。

(私も甘いなぁ、これから別れようとしてる男に同情するなんて…。)
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