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第18章 泥沼の愛憎

麻木さんは、私の両脚を開くなり、いきなりいきり立ったペニ棒を小淫唇に押し当て、ゆっくり上下に這わせると、その亀頭をクリに擦りつけてきた。

「愛姫ちゃん、いくらそんなふうにマグロ状態にしてても、君の身体は正直だよ。もうこんなにビチャビチャだし、クリだってすごく膨らんでるよ。もうそろそろ、意地を張るのはやめて、いつものように『ちょうだい』って言ってごらん。」

麻木さんは、正直に反応して濡れた小淫唇に亀頭を当てて、上下に擦りながら、クリを押して、まだ諦めきれずに、私を挑発し続けた。

「勝手に入れればっ！」

私は頭から枕を掴み出し、自分の顔に押し当て、感じている自分を抑制しようと、枕を抱きしめ、捨て台詞を吐きながら、必死にこらえた。

「そこまで強情な女だったなんて…、愛姫ちゃん、それじゃぁ、君の言うとおり勝手にさせてもらうよ。」

麻木さんは、無理矢理腰を押し出し挿入してきた。

「あんっ！はうんっ！うんっ！むぐっ！」

私は、脳と身体が真逆に反応している中、顔に押し当てていた枕カバーの生地を咬んで必死に声を抑えた。もう麻木さんは、なにも言わなかった。いつもより息を荒上げ、身体は受け入れていても、心は受け入れない女を犯すことを悦んでいるようでもあった。

麻木さんは、低い声で呻きながら、ピストンを続ける。

やがて、私の上にのし掛かり、乱暴に両乳房を掴むと、両手で強く揉みしだきながら、乳首をしゃぶった。

「あぁっ…んぐ！」

私は上下に揺らされ突かれ続けながら声を必死に押し留め、麻木さんを早々にイカせてしまおうと、腰だけは動かした。

「はぁぁ、やっぱり愛姫ちゃん、腰は自ずと反応しちゃうんだな…。んはぁぁ…。あぁぁっ…。」

麻木さんは、ピストンを続けながらも、射精を催してきている様子だった。私は枕を顔に当てて、そのカバーの生地を咬み、暗黒の中で声を出さずに、快感の発露を抑えていたが、麻木さんの声や腰の動きで、それが解った。

私は下から腰を振りながら突き上げた。

「あぁっ！んんっ！はぁっ…。」

麻木さんは低く呻くと、ピストンを止めた。腰を痙攣させている。射精をしているのだ。でもフィニッシュしても、いつものように私を抱きしめようとはしなかった。私の胸に数滴の汗が雫となって滴り落ちた。麻木さんが身体を起こし始めた。でもすぐに抜く様子は見せなかった。