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愛姫のあぶない投資性活
第2章 孤独な出資者
その人は、中堅工務店の設計担当から独立して、建築デザイン事務所を立ち上げた、麻木さんという、40歳になったばかりの男性だった。

私のOL時代の仕事は、建築士や住宅販売会社や工務店の営業担当に、住宅の水周りのユニット製品をそれらの人々を介して、顧客に紹介し製品を販売する仕事だったから、建築関係の、特に、営業や設計を担当する人とのコネクションが広かった。

麻木さんはその一人で、必ず私の会社の製品を顧客に薦めて、私と一緒に営業する機会が多かった。大学時代はラガーマンで体躯もよく、長身で見た目はかなり若く見え、『中年イケメンちょい悪』的な魅力があった。

不幸なことに、(私には都合がよかったんだけど…。)独立して、さらにリフォーム専門の会社を設立して、私のよく知らない、バブル期に住宅を購入した人の改築期に入っていたのもあって、仕事が忙しくなり、家族と疎遠になって、数年前に離婚して独身だった。

そんな時期に私とタッグを組んで仕事をする機会が重なったから、次第に関係が深くなり、お食事デートを重ねるうちに、身体の関係も重ねるようになった。私とのSEXの相性はよかったから、寂しさを紛らわすセフレ程度に私は捉えていたが、彼は意外に本気な部分を時々覗かせて告白してきた。

それでも、私には起業という人生の岐路があったから、つかず離れずの関係でいた。もちろん、私が起業して、会社を辞めてからは、プライベートな関係で、私が忙しく疲れていたので、疎遠になりがちだった。

でも資金面で頼れるのは麻木さんしかいない。私は早速、相談したいことがあるとだけの用件をメールした。

忙しいはずの麻木さんからのメール返信は意外にも早かった。

(もしかしたら、女日照りが続いているのかしら…。)

麻木さんとは、お食事デートをすれば必ず、その後にはラブホデートもしていたから、私は直感的にそう感じた。彼は私の生理期間もきちんと把握していて、生理の間にデートに誘われることはなかった。

麻木さんの会社は一般の施主が顧客だから、定休日は水曜日だ。約束の日は水曜日の午後だった。2ヶ月は逢ってないのに、私の生理期間はきちんと外している。

(遡って計算したのかな、私がほぼ1ヶ月弱で、健康的に巡って来るのも知っているし…。)

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