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愛姫のあぶない投資性活
第4章 投資セミナーでの出会い
繁華街から歓楽街を抜けると、ラブホ街が広がっていた。
都心も郊外も条例で、文教施設や医療施設の周辺…都府県によって若干の環境と人口密度の差異での半径距離の違いはあるが、そこの範囲内には、ラブホテルは営業を許可されない。だから自然と、街のある一角にラブホテルは集中する。
私は、予めラブホテルナビのサイトの会員になって、週末の混雑を考慮し、比較的新しく建設されて営業開始間もない、オシャレなホテルの予約を済ませていた。チェックインを予約した時間に合わせて、ある程度、時間的余裕も持たせ、食事中の会話でそれを調整した。
そんなことには全く考えが及んでいない春日君。こうして女性と手を繋いで、ラブホ街に踏み込んだだけで、いろいろな妄想が頭をよぎり、頭のいい彼でも、そんなことを洞察する余裕は今は全くない様子だ。ただ母親に連れられて、初めて訪れた場所で、離れまいと必死に手を繋ぎ歩く子供と同じだった。

「見て、ここなんか新しそうで素敵じゃない?ちょっとオシャレなレストランみたいな感じで、ラブホテル観がないでしょ。ここにしましょう!」

私は春日君の手を引きながらも、歩調は彼になるべく合わせて、横から押すようにエントランスを通り抜けた。自動ドアが開いて、部屋の写真パネルが大画面に並んでいる。フロントやその奥にあるウエイティングルームは、薄暗く、足元がブルーライトで照らされていた。案の定、パネルは全室利用中でライトが消えていた。

「すごい、思っていたよりオシャレです…。」

春日君が小声で囁いた。

「あぁ満室ねぇ…ちょっと待っててね。待ち時間を聞いて来るから。」

私はわざとらしいことを言って、実は予約時の予約完了メールを見せに、小窓以外は、重厚な高級感のあるカーテンで中を遮っているフロントの受話器を取り、小声で受付を呼び出し、小窓からスマホのメール画面を見せて確認を取った。
奥のウエイティングルームは各小部屋に仕切られ、足元だけフットライトが点灯されていて、入り組んだ迷路のようになっていたが、それぞれにテレビと二人掛けのソファーが置かれているから、わざと音量を上げたBGMの中でも、テレビの映像の明暗の切り替わりで、カップルがそれぞれに入っていることが知れた。
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