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愛姫のあぶない投資性活
第6章 魔性の女に貢ぐ男たち Ⅰ
ちょっとどんよりした梅雨空の、平日の午後…それなのに、駐車場には空きスペースを見つけるのがたいへんなくらい、車が停まっていた。
「平日のこんな時間に結構いつも混んでるね。」
と、私が言うと、
「不倫カップルにデリヘル利用者、ラブホも大繁盛だね。ほら右斜め前の黒い車、運転席に人がいるでしょ?見える?あれなんかデリヘル嬢の送迎車だよ。」
「だからかぁ、この前、結構ケバいギャル系の女の子が、フロント前に、一人でスマホいじって立ってたよねぇ。私たちの姿が見えたら、壁の陰に隠れちゃったけど…。」
そんな会話をしてから、私たちは、その後はお互い無言になって、フロントに入る自動ドアをくぐった。
バネルの写真の明かりが点灯している空室は3部屋しかなかった。
「どれにする?」
「この前と同じ部屋が空いてるけど…。和風モダンの全然ちがうデザインのもあるね…。」
「じゃ、それにしよう…。」
私たちは、極力小声で話し合うと、さっそく麻木さんがタッチパネルを押して、入室→確認と進んだ。部屋番号の印字されたチケットが出てくると、二人でそそくさと、入室専用エレベーターに乗り込んだ。
エレベーター内でもなぜか小声で、会話した。
「結局休憩料金の高い部屋は残るのね…。」
「わずかな時間しかない不倫カップルやせいぜい1時間くらいのデリヘルに2万近く遣う人間はいないよなぁ…。」
すぐに最上階の5階に着いて、ドアが開いた。高級な部屋は、バルコニー付きだから、すべて最上階にあるのだ。
麻木さんは、私の手を引いて、そそくさと部屋に向かう。部屋の前でチケットと部屋番号の確認をし、ドアの上のランプが緑に点滅しているも確認してから、玄関ドアを押し開けて入った。とたんに、センサーが反応して証明が点灯し、自動清算機がアナウンスを始める。すでにわかっている説明だから、私たちはスルーして、部屋の内扉を開けて部屋に入った。
「この前の南仏風と違って、和風モダンで落ち着いた雰囲気ね。カーテンも和風の生地…。」
ベッドは和風というより、チャイナ風。柱が立っていて、蚊帳のレースカーテンが吊ってあり、まるで皇帝のご寝所だ。家具ま和洋折衷的な作りになっている。
「平日のこんな時間に結構いつも混んでるね。」
と、私が言うと、
「不倫カップルにデリヘル利用者、ラブホも大繁盛だね。ほら右斜め前の黒い車、運転席に人がいるでしょ?見える?あれなんかデリヘル嬢の送迎車だよ。」
「だからかぁ、この前、結構ケバいギャル系の女の子が、フロント前に、一人でスマホいじって立ってたよねぇ。私たちの姿が見えたら、壁の陰に隠れちゃったけど…。」
そんな会話をしてから、私たちは、その後はお互い無言になって、フロントに入る自動ドアをくぐった。
バネルの写真の明かりが点灯している空室は3部屋しかなかった。
「どれにする?」
「この前と同じ部屋が空いてるけど…。和風モダンの全然ちがうデザインのもあるね…。」
「じゃ、それにしよう…。」
私たちは、極力小声で話し合うと、さっそく麻木さんがタッチパネルを押して、入室→確認と進んだ。部屋番号の印字されたチケットが出てくると、二人でそそくさと、入室専用エレベーターに乗り込んだ。
エレベーター内でもなぜか小声で、会話した。
「結局休憩料金の高い部屋は残るのね…。」
「わずかな時間しかない不倫カップルやせいぜい1時間くらいのデリヘルに2万近く遣う人間はいないよなぁ…。」
すぐに最上階の5階に着いて、ドアが開いた。高級な部屋は、バルコニー付きだから、すべて最上階にあるのだ。
麻木さんは、私の手を引いて、そそくさと部屋に向かう。部屋の前でチケットと部屋番号の確認をし、ドアの上のランプが緑に点滅しているも確認してから、玄関ドアを押し開けて入った。とたんに、センサーが反応して証明が点灯し、自動清算機がアナウンスを始める。すでにわかっている説明だから、私たちはスルーして、部屋の内扉を開けて部屋に入った。
「この前の南仏風と違って、和風モダンで落ち着いた雰囲気ね。カーテンも和風の生地…。」
ベッドは和風というより、チャイナ風。柱が立っていて、蚊帳のレースカーテンが吊ってあり、まるで皇帝のご寝所だ。家具ま和洋折衷的な作りになっている。