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愛姫のあぶない投資性活
第8章 魔性の女に貢ぐ男たち Ⅱ
春日君とは、頻繁にLINEでやり取りしていた。毎日のお互いのトレードの成果は、特に私の方が積極的に報告する回数が多かった。それは彼が毎日デイトレードをしている訳ではないのと、私が彼にアナライズしてもらう立場にあるから、自然と私の方から彼にアクセスすることの方が多くなってしまったためだ。そのLINEのやり取りの中で、春日君からは何度かデートのお誘いを受けていた。しかし、私はさまざまな理由をつけて、なるべく簡単に彼の誘いに乗らないでいた。
男性はとかく、一度肉体関係を持てば、それでもう自分の女になったような錯覚を起こす。私は彼を初デートでラブホに誘い、お泊りしてまで、何度も身体を許したが、別にそれで彼と継続的な交際を約束した訳ではない。だから、彼とお泊りした翌日はわざと、ちょっとツンデレな態度を取って、彼の反応を見た。彼はちょっと寂しそうに帰って行った。
女性経験の浅い彼は、すぐに私のことが気になり出したらしく、翌日からLINEの会話の中や、メールで再三、次の約束を取り付けようとしていた。私は数週間、インターバルを取って、彼の誘いを受けることにした。
彼は深夜に外為取引をしているため、時間を取って逢えるのが土曜日の夕方以降と決まっていた。それはデイトレードをしていて、スゥイングトレード(買った株を日をその日の内に売らず、日を跨いで持ち越す取引)をなるべく回避している私にとっても都合がよかった。
約束した土曜日の夕方、都心のターミナル駅の待ち合わせ場所で再会すると、すぐにお食事デートで、流行りのイタリアンのお店に向かった。そのお店は、駅に近い繁華街のビルの一角にあった。
オーダーを終えて、落ち着いた時間が二人に訪れると、春日君から会話を積極的にしかけてきた。
「この前は泊まりになっちゃって…おまけに何から何まで、愛姫さんに、支払ってもらってすみませんでした。」
「気にしないで、私から誘ったデートだもん。私が持つのは当たり前でしょう。」
「それは…食事については、愛姫さんに誘われたし、ホテルに行くのも愛姫さんからのお誘いだったから、甘えさせていただきましたけど…泊まりになって朝までしつこくしちゃって…愛姫さん、気分害してませんでしたか…?」
男性はとかく、一度肉体関係を持てば、それでもう自分の女になったような錯覚を起こす。私は彼を初デートでラブホに誘い、お泊りしてまで、何度も身体を許したが、別にそれで彼と継続的な交際を約束した訳ではない。だから、彼とお泊りした翌日はわざと、ちょっとツンデレな態度を取って、彼の反応を見た。彼はちょっと寂しそうに帰って行った。
女性経験の浅い彼は、すぐに私のことが気になり出したらしく、翌日からLINEの会話の中や、メールで再三、次の約束を取り付けようとしていた。私は数週間、インターバルを取って、彼の誘いを受けることにした。
彼は深夜に外為取引をしているため、時間を取って逢えるのが土曜日の夕方以降と決まっていた。それはデイトレードをしていて、スゥイングトレード(買った株を日をその日の内に売らず、日を跨いで持ち越す取引)をなるべく回避している私にとっても都合がよかった。
約束した土曜日の夕方、都心のターミナル駅の待ち合わせ場所で再会すると、すぐにお食事デートで、流行りのイタリアンのお店に向かった。そのお店は、駅に近い繁華街のビルの一角にあった。
オーダーを終えて、落ち着いた時間が二人に訪れると、春日君から会話を積極的にしかけてきた。
「この前は泊まりになっちゃって…おまけに何から何まで、愛姫さんに、支払ってもらってすみませんでした。」
「気にしないで、私から誘ったデートだもん。私が持つのは当たり前でしょう。」
「それは…食事については、愛姫さんに誘われたし、ホテルに行くのも愛姫さんからのお誘いだったから、甘えさせていただきましたけど…泊まりになって朝までしつこくしちゃって…愛姫さん、気分害してませんでしたか…?」