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Black velvet
第7章 細く光る、鎖。
ベッドに降ろして
その脇に立ったまま
先に 自分のシャツを脱ぎ
革紐を外す。


全て脱いだら
足輪に着け直さず
カズの 足輪からも革紐を取った。



バスローブのカズは
もとから革紐を外さなくても
よかったはずなので

訝しげな視線で
俺を見つめてくる。


「今日は このままだ」


「そう…」


着けてくれ、とまでは
言葉にはしないが
こころもとない声に、揺れる。


「繋がなければ 感じないのか?
最初のときには 繋いでいなかったが
お前も達っただろう」


うっすらと開いた唇から
しばらくして 答えが返る。


「いまではもう、それが
前戯みたいなものだから」


額の髪をよけてやり
そこへ キスを落とすと
瞼は 素直に閉じる。


「革紐なんかなくても
この腕があれば
カズは捕まえていられる」


両手首を抑え、まずそこに
そして 二の腕の内側に痕を残し
胸に舌を這わせていく。


「暴れてみろ、逃げられるか」


細い両腕が 何度かもがき
脚もばたつき、すぐに
抵抗は止んだ。


「むり」


「お前が 俺を選ぶのなら
俺は、この身体を離さない」


囁いて 首筋を舐めあげれば
彼は震えて、啼いた。


「それに、前戯なら いつもしてるだろ。
足りてないのなら…」


もっと丁寧にしてやろう、と
唇を重ね その口腔をかき回す頃には
カズのペニスは 完全に勃っていた。


その後、ねだるような声色の喘ぎも
挿れろと強請るような腰つきも
しばらく無視して
蕩かしてやった身体の内側は

俺のペニスをひきずりこむように
蠢いて熱く

喘ぎ声は 高く掠れた。


この関係を 繋ぐものは
身体だけでも ないと
言えるようになるまで
あと どのくらいだろう。。

いくら抱いても
思いは 渇く。
















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