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Black velvet
第8章 sweet vintage
*t


客観視すれば この関係は今も
美しい愛人と スポンサーなのだろう。

…だから、ではなく


ただ ひとりの男として

かなり歳下の恋人の 隠し事に
いま、俺は 凍りついている。




カズの ギャラは 小遣いには充分過ぎるほどに
なっているらしいが

生活費は 今も受け取らず
俺が出している。


同居して最初の頃 せめて 食費くらいは、と
本人は アルバイトを探していたが
そんな心配をさせないくらいには持っているし



キャリアを積むために
するべきことをしたらいい、と考えていたから

経済的なことは 任せるように伝え
カードを作り、渡していた。




何に使ったか、逐一画像添付で
説明しようとしていたのも

「色気のないメールばかり送ってくるより、
迎えに来てほしい時に電話してこい」と
言ってやってから なくなっている




若い恋人のために 金を使うのは
俺にとっては 快感でもあり

もう 内縁関係のようなものだ、と
安心材料にすらなっていた…


が。

クリスマスの贈り物を 、クローゼットの奥に
隠そうとして見つけた 紙袋には

木箱と、綺麗にたたまれたリボンが入っていた


胸が不吉に騒ついた。



箱の中には … 恋人の誕生年の ワイン。
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