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Black velvet
第9章 ときには、飾りの鎖だけでなく。
*t


「改めて …受賞おめでとう」

「ありがと、 ん、、美味しい」


シャンパンをくちにして
恋人は 微笑んだ



まだ飲酒が違法な年頃、と言われても
信じてしまいそうな あどけない微笑みと
白く透ける肌に

次の役のための 少し長めの金髪が
妖しく 似合っている。





ほとんど舞台の仕事だけをしてきた カズだが
映画、それも主役のオファーがあり
秋から冬にかけて 撮影に臨んだ



公開されると、主演俳優の
全国区での 知名度の低さが 逆に

観客だけにではなく
映画関係者にも、新星登場の衝撃を与え
カズは 最優秀新人賞を獲った。



… ここを初めて訪れたとき
俺のベッドに 括られてやっと
安心して眠った彼は


一躍有名となり、これからは俺の庇護なしでも
生きていけるはずで




彼の才能と 世間の評価を 誇らしく思いつつも
またひとつ羽ばたくための手段を持った、美しい姿に
ふと 寂しくなるのも本心だ





そんな男のエゴを 胸に秘め
今夜、やっと ふたりきりで
その受賞を祝っているところだ。
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