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オレは佐藤
第2章 オレんち
「明日、30歳になるんです。その前にどうしても処女をなくしたかった。…あ、言いたいことはわかるんです。でも、佐藤さんじゃないと嫌なので。好きとか、付き合いたいとかじゃなくて。佐藤さんなんです。わたしの初めてを許せる相手が。いくら考えても…やっぱり佐藤さんなんですよね。なんででしょう?」
…………さあ?
「むしろわたしが心配しました。佐藤さんが会社で気まずくないか?とか、ゲームやめちゃうんじゃ?とか。」
「…………なんで俺なんだろうね。」
呟いてしまった。こんなにも求められるのは嬉しいが…、円山。お前、なんか怖くないか?
………怖い?
『男性が怖いんです。だから、ここはリハビリで』
ふとPC越しに聞いた円山の声が聞こえた。
ああ、そうか。
理由がわかったとたん、オレは口角をあげた。
そして、円山の頬に手を当てた。
「円山、おめでとう。」
そのまま後頭部間で手を回し、唇をかさねた。
…………さあ?
「むしろわたしが心配しました。佐藤さんが会社で気まずくないか?とか、ゲームやめちゃうんじゃ?とか。」
「…………なんで俺なんだろうね。」
呟いてしまった。こんなにも求められるのは嬉しいが…、円山。お前、なんか怖くないか?
………怖い?
『男性が怖いんです。だから、ここはリハビリで』
ふとPC越しに聞いた円山の声が聞こえた。
ああ、そうか。
理由がわかったとたん、オレは口角をあげた。
そして、円山の頬に手を当てた。
「円山、おめでとう。」
そのまま後頭部間で手を回し、唇をかさねた。