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オレは佐藤
第6章 特製ココア
ドッキーン!!


たしかに、やりましたが!


主任の目が、獲物を狙うように鋭くなってる。


わたしが答える前に、主任は乱暴にネクタイを引っ張り緩めていた。


何とか理性を押さえようとしているのか、額を手で押さえ、こちらを見ないようにしている。


「あの…」


主任の仕草にドキドキしながら、やっと声をだすと、手のひらをこちらに向け遮ってしまう。


「相原…帰れ。直ぐに…出るんだ…」


そう言われても動けずにいると


ハァ…。


ため息をつかれて、ドンドン主任が近づいてきた。


「あ…」


ぐいっと腕を捕まれ、ドアの方に引っ張られる。


ダメ!折角のチャンスよ!


わたしは、腕を引かれながらも主任に抱きついた。

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