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王子の甘い罠
第3章 の
「で?説明してもらいましょうか?すみれさん」
次の日の昼休み、11時55分に海外事業部まで私を迎えに来た真樹が
絶対に逃がさないわよ!と目が物語っていた。
「何?」
食堂を回避し、近くの定食屋でご飯を食べた私たちは
会社の人間がいないことを確認して話しを始めた。
「昨日の事よ!もう噂になってるわよ」
「・・・早いな」
「当たり前!うちの部の王子なんですからね!」
エセだけどね。
「すみれってば、エントランスで王子を捕まえて
居酒屋に連れ込んで、高飛車に手にキスさせたんだって?」
「はぁ?」
「帰りは王子にカバンを持たせたらしいじゃない」
「・・・・」
「すみれってば、いつうちの王子と仲良くなったのよ!」
鼻息も荒く私に問い詰めるけど。
真樹さん、あなた王子王子って。彼氏がいるでしょう。
「別に。私の本を拾ってくれたから。お礼をしただけ」
「本って・・・あの?」
真樹は過激な官能小説?とビックリした。
「そう。それ」
「すみれ、王子って確かフランス語堪能よ?」
私が他の人に読まれないのをいいことに
かなり過激な官能小説を読んでいると知っている。
「うん。バレた」
「バレた・・・」
次の日の昼休み、11時55分に海外事業部まで私を迎えに来た真樹が
絶対に逃がさないわよ!と目が物語っていた。
「何?」
食堂を回避し、近くの定食屋でご飯を食べた私たちは
会社の人間がいないことを確認して話しを始めた。
「昨日の事よ!もう噂になってるわよ」
「・・・早いな」
「当たり前!うちの部の王子なんですからね!」
エセだけどね。
「すみれってば、エントランスで王子を捕まえて
居酒屋に連れ込んで、高飛車に手にキスさせたんだって?」
「はぁ?」
「帰りは王子にカバンを持たせたらしいじゃない」
「・・・・」
「すみれってば、いつうちの王子と仲良くなったのよ!」
鼻息も荒く私に問い詰めるけど。
真樹さん、あなた王子王子って。彼氏がいるでしょう。
「別に。私の本を拾ってくれたから。お礼をしただけ」
「本って・・・あの?」
真樹は過激な官能小説?とビックリした。
「そう。それ」
「すみれ、王子って確かフランス語堪能よ?」
私が他の人に読まれないのをいいことに
かなり過激な官能小説を読んでいると知っている。
「うん。バレた」
「バレた・・・」