この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子の甘い罠
第5章 い
翌日、会社の廊下を歩きながら
明日は王子は何時の便なんだろう?
と、ブレスレットを見るたびに
フランスに行く王子のスケジュールを気にしていた。
そんな時
「長谷川さん」
と女の子の集団に声をかけられた。
何?
どこの部の子たちだろう。
制服って事は一般職?
「なんでしょう?」
「あの・・・宮本さんとはどんな関係なんですか?」
宮本・・・?あ・・ぁ。王子か。
「なんで?」
「噂で、長谷川さんが宮本さんにしつこく付きまとっていると聞いて」
王子のファンクラブか?
全く噂ってやつは。
どんな噂が流れてるのよ。
「あなたたちには関係ないと思うけど」
「でもっ!」
あんたたち。仕事しなさい!仕事!
「私と宮本君は恋人じゃないわ。この答えで満足?」
冷たい声で言うと相手はひるんだ。
そんな雰囲気を断ち切るように
彼女たちの後ろから王子がこちらに歩いてきた。
「宮本君。私たちは恋人じゃないって言ってあげて」
仕事を中断された不機嫌さで
王子の方を向いてそう言えば
王子は今までに見た事もないほどの冷たい顔でわたしを睨む。
「僕と、長谷川さんは恋人じゃないよ」
明日は王子は何時の便なんだろう?
と、ブレスレットを見るたびに
フランスに行く王子のスケジュールを気にしていた。
そんな時
「長谷川さん」
と女の子の集団に声をかけられた。
何?
どこの部の子たちだろう。
制服って事は一般職?
「なんでしょう?」
「あの・・・宮本さんとはどんな関係なんですか?」
宮本・・・?あ・・ぁ。王子か。
「なんで?」
「噂で、長谷川さんが宮本さんにしつこく付きまとっていると聞いて」
王子のファンクラブか?
全く噂ってやつは。
どんな噂が流れてるのよ。
「あなたたちには関係ないと思うけど」
「でもっ!」
あんたたち。仕事しなさい!仕事!
「私と宮本君は恋人じゃないわ。この答えで満足?」
冷たい声で言うと相手はひるんだ。
そんな雰囲気を断ち切るように
彼女たちの後ろから王子がこちらに歩いてきた。
「宮本君。私たちは恋人じゃないって言ってあげて」
仕事を中断された不機嫌さで
王子の方を向いてそう言えば
王子は今までに見た事もないほどの冷たい顔でわたしを睨む。
「僕と、長谷川さんは恋人じゃないよ」