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王子の甘い罠
第2章 子
「俺は、そこまでバカじゃありません」
ゆったりと笑顔で話しかけるその姿は
話の内容さえ聞こえなければまさに王子のほほえみだ。
言ってる内容はかなりエグイけど。
「すみれさんの思うようなセックスを俺で試しませんか?」
「エセ王子はそれで何を得するのかしら?」
「好きな女とのセックス」
「・・・その女に心がなくても?」
「すみれさんを満足させることが出来れば。
なにも接点がないよりはずっと進歩だ。
そこから恋に発展するかもしれない」
「・・・・」
よく分からない理論を真顔で言う。
エセ王子が私を好き?
「エセだって正体を私に明かして良いわけ?」
フフンと王子に笑いかければ
「明かした方が信用してもらえると踏んだんです」
信用・・・ねぇ。
「好きです。長谷川すみれさん。
あなたの望むセックスをするだけの相手でも構わない。
もう一度言います。
俺と官能小説のようなセックスをしませんか?」
その言葉に心が若干動いた。
ゆったりと笑顔で話しかけるその姿は
話の内容さえ聞こえなければまさに王子のほほえみだ。
言ってる内容はかなりエグイけど。
「すみれさんの思うようなセックスを俺で試しませんか?」
「エセ王子はそれで何を得するのかしら?」
「好きな女とのセックス」
「・・・その女に心がなくても?」
「すみれさんを満足させることが出来れば。
なにも接点がないよりはずっと進歩だ。
そこから恋に発展するかもしれない」
「・・・・」
よく分からない理論を真顔で言う。
エセ王子が私を好き?
「エセだって正体を私に明かして良いわけ?」
フフンと王子に笑いかければ
「明かした方が信用してもらえると踏んだんです」
信用・・・ねぇ。
「好きです。長谷川すみれさん。
あなたの望むセックスをするだけの相手でも構わない。
もう一度言います。
俺と官能小説のようなセックスをしませんか?」
その言葉に心が若干動いた。