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教えてア・ゲ・ル♪
第20章 【番外編】マユミの恋
私はセンパイに支えられ、ベンチに並んで腰かけた。
「本当に、本当に病気じゃないんですね?」
「違うよ、どこも悪くない。…いや、ある意味 病気とも言えるかな」
「やっぱり!」
「あああッ紛らわしい言い方してゴメン!身体の病気じゃないんだよ、驚かせてゴメンね?」
「…じゃあ、どうして会いに来てくれたんですか?」
改めて訊ねると、センパイの顔がほんのり赤らんだ。
初めて見る表情に、さっきとは違う理由で私の胸は高鳴る。