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第20章 【番外編】マユミの恋

僕と、付き合ってください」


雷に打たれたような衝撃が身体を貫いた。

途中から『もしかして』と思ってはいたものの、実際にセンパイの口から生で聞くとその破壊力は半端ではなかった。

「マユミちゃん？」

動けなくなった私の顔を、センパイが不安げな表情で覗きこむ。

「もう手遅れかな？」

「ちッ違います！」

私は慌ててセンパイが膝で握り締めた手に自分の手を重ねた。