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作品集
第14章 平成28年6月1日
大事ですね…

◆「春風無高下 花枝自短長」
(しゅんぷうにこうげなく かしおのずからたんちょう)

木の枝には、長く伸びた枝もあれば、短い枝もあります。当然長い枝にはたくさんの風が当たり、短い枝には少しの風しか届かない。ただ、春の気配を伝える春風はそんなこと知らずに、すべての枝に平等に吹いています。
世の中はすべて平等にできているけれども、1人1人差ができるものなのだ。
と、そういうことを表している言葉なのです。
人間ばかりでなく、自然の中にさえこのような境遇が備わっています。
ただし自然は、自らの境遇を嘆くことをしません。
短い枝であれば、何とか長い枝を通して流れてくる春風を捕らえようとします。雨が降れば、精一杯雨に触れようとするでしょう。
一生懸命に自分に与えられた境遇の中で生きていこうとしている、私にはそのように見えるのです。
もしも短い枝が生きる努力を怠っていたとしたら、すでにその枝は木々から落ちていることでしょう。
必死になって生きているからこそ、長い枝よりも強い力で木々にしがみつくことができている。
私は境内の木々を眺めるたびに、大切なことを教えられているような気がします。
自らの境遇を嘆くのはやめましょう。
風は誰にも平等に吹いています。
短い枝にも雨は降り注いでいます。
自分にとっては短所に見えるものも、他の人からするとそれが羨ましく見える長所であるかもしれません。そもそも長所と短所は表裏一体です。
短所と思っていることが視点を変えてみると長所になります。
また短所だと思ったから努力した。
それが結果、長所になってしまうこともあります。
自分の境遇を嘆くのではなく、むしろいい方に解釈する。
そうすることで、可能性もだいぶ変わってくるでしょう。

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