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作品集
第18章 平成28年10月1日
★ 5. 足りなくても多すぎても記憶力が低下する。
だが、同時に寝すぎについても同じことが言える。
睡眠時間が5時間以下の女性は、適正とされる7〜8時間の人よりも成績が劣っていた。しかし、それは9時間以上眠る人についても同じだった。研究者は、寝すぎも寝なすぎも実年齢よりも2歳ほど精神を老いさせると結論づけている。
慢性的な睡眠不足は、高血圧、糖尿病、血管の狭窄につながるため、これが脳の血流を低下させることと関連があるのではないかと考えられている。
★ 6. 骨密度の低下。
少なくともネズミではそうだ。骨粗しょう症の兆候が多く認められた。
★ 7. 不安感が増幅。
あまり眠れなかった次の日はイライラする。
睡眠不足によって、予測反応を司る脳の領域が活性化することを発見した。活性化が適正であれば、将来の出来事を予測するうえで役に立つ。しかし、心配性の人ではそれが過度に働いてしまう。
★ 8. 正常な発達を損なう。人間の赤ちゃんはいつも寝ている。幼児期の睡眠不足が恒久的な脳の発達低下につながることを示唆している。…
★9. 死亡率が上昇。
睡眠不足は寿命まで縮めてしまう。
1741名の被験者を追跡調査(男性は12年、女性は10年)した研究では、睡眠時間が6時間未満の男性は死亡率が21%高かった。
女性の場合は5%とわずかな上昇だった。
この結果は、年齢や人種、さらには睡眠不足を起因として起こりうる喫煙、飲酒、鬱、高BMIといった要素を調整してから得られたものだ。つまり、睡眠不足は若死にいたる不健康な習慣につながるだけではないということだ。睡眠不足自体が人を殺すのだ。
だが、同時に寝すぎについても同じことが言える。
睡眠時間が5時間以下の女性は、適正とされる7〜8時間の人よりも成績が劣っていた。しかし、それは9時間以上眠る人についても同じだった。研究者は、寝すぎも寝なすぎも実年齢よりも2歳ほど精神を老いさせると結論づけている。
慢性的な睡眠不足は、高血圧、糖尿病、血管の狭窄につながるため、これが脳の血流を低下させることと関連があるのではないかと考えられている。
★ 6. 骨密度の低下。
少なくともネズミではそうだ。骨粗しょう症の兆候が多く認められた。
★ 7. 不安感が増幅。
あまり眠れなかった次の日はイライラする。
睡眠不足によって、予測反応を司る脳の領域が活性化することを発見した。活性化が適正であれば、将来の出来事を予測するうえで役に立つ。しかし、心配性の人ではそれが過度に働いてしまう。
★ 8. 正常な発達を損なう。人間の赤ちゃんはいつも寝ている。幼児期の睡眠不足が恒久的な脳の発達低下につながることを示唆している。…
★9. 死亡率が上昇。
睡眠不足は寿命まで縮めてしまう。
1741名の被験者を追跡調査(男性は12年、女性は10年)した研究では、睡眠時間が6時間未満の男性は死亡率が21%高かった。
女性の場合は5%とわずかな上昇だった。
この結果は、年齢や人種、さらには睡眠不足を起因として起こりうる喫煙、飲酒、鬱、高BMIといった要素を調整してから得られたものだ。つまり、睡眠不足は若死にいたる不健康な習慣につながるだけではないということだ。睡眠不足自体が人を殺すのだ。