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第20章 平成28年12月1日

学ぼう！

■読めますか？

【形振り】
身なり(形)とそぶり(振り)、つまり見た目や態度のこと。「形振りかまわず」とよくいう。

【小豆】
えんじ色の豆で餡(あん)などの材料になる。ただし、香川県の「小豆島」は「しょうどしま」と読む。


◇ア−ネスト・ミラ−・ヘミングウェイ

Ernest Miller Hemingway

1898年〜1961年

アメリカ生まれの小説家です。
第一次世界大戦に参戦して負傷。その経験から
「日はまた昇る」
「武器よさらば」を
発表する。

写実的な文章で希望を失った人間を描き、
運命と戦う人間の新しい姿を描き出す。代表作は
「誰がために鐘は鳴る」
「老人と海」等がある。

1954年ノーベル文学賞を
受賞。
猟銃を手入れしている最中の暴発による事故死とされているが、自殺したとする説もある。


◆読めますか？ の答え

[なりふり]

[あずき]


◆居酒屋の前などにある狸(たぬき)の置物は
、なぜ狸なのか？
居酒屋の前などに
、徳利(とっくり)と
通帳(かよいちょう)を持って立っている狸の置物を
見かけた事はないでしょうか。
あの狸は、カーネル・サンダースやペコちゃんのように、お店のキャラクターではありません。
信楽焼(しがらきやき)で有名な滋賀県の名産です。
股間に大きな玉袋がぶら下がっている事から、外国人観光客にも大変人気があります。しかし、この置物、なぜ狸がモデルになったのか定かではありません。

元々、狸を作ったのは、
藤原鉄造という陶芸家でした。1876(明治9)年に生まれ、58歳から89歳で亡くなるまで、信楽で陶芸生活をしていました。

狸の置物が製作されたのは、信楽に移り住んだ直後の1935(昭和10)年頃です。
一説には、
幼い頃、狸が車座になって腹鼓(はらつづみ)に興(きょう)じるのを見た経験があったからだといいます。だが、本当のところは分かっていません。町を挙げて、狸作りが始まったのは、1955(昭和30)年以降の事です。愛嬌のある風貌で全国に広がり、すっかり町の名産品になりました。手の平に乗る100円のものから、高さ2mで何百万もするものもあります。
オスだけではなく、可愛らしいメスもいます。