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第3章 平成２７年６月…

ご存じですか？

■若返りのサイエンス


乳歯を利用して若返りが可能になるという。なんでも、乳歯に存在する幹細胞を培養して壊れた組織を復元することが出来るのだとか。医学的には、これで様々な病気が治せるというのです。例えば心臓。
心臓を構成している心筋は 他の組織と違って再生しません。生まれてから死ぬまで同じ細胞が使われ続けるのです。ですから心筋梗塞などにより細胞が壊死すると、心臓が機能しなくなり死に至る事もあるわけ。ところが心筋細胞にこの幹細胞を送り込んでやると、壊れた組織が再生され
疾患が治るというのです。これは骨や筋肉、皮膚や
内臓に至るまで様々な組織に応用できるのだとか。
表面的には整形などで若く繕うことは出来るでしょうが、骨や筋肉、内臓といった見えない部分は確実に老いていきますから、真の老は防げない…。
今まではそう思われていたんです。ところが、抜けてしまえば不要物だと思われていた乳歯にこんな画期的な利用法があったなんて！骨髄にも幹細胞は存在しますが取り出すのが困難な上、非常に痛い思いをしなければならないという事を考えると、自然に抜ける歯が役に立つなら願ったり叶ったりというところですよね。今までは医療廃棄物として処理されてきた乳歯に幹細胞が存在する事が分かってから『乳歯バンク』なるものまで出来てきてるそうです。ただ、私たちにはもう乳歯はないですよね。
でも諦めるのはまだ早い。なんと親知らずにも幹細胞は存在するんだそうです。最近の再生医療には目をみはるものがありますね！
いったいどんな未来が待ってるのでしょうか。