この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
作品集
第4章 平成27年7月…
ご存じですか…?
■和田武司 訳 の
「中国の思想 Ⅴ 墨子」を
義が、いちばん大切だ。
たとえば、
「おまえに冠と履(くつ)をやろう。
その代わり、手と足を切るが、どうだ」といわれて、承知する男はいないだろう。
いくら冠や履が欲しくても、手足にはかえられぬからだ。あるいは、
「おまえに天下をやろう。その代わり、命をもらうがどうだ」
といわれて承知する男はいないだろう。
いくら天下が欲しくても、命にはかえられぬからだ。しかし、
たった一字のために、
命を捨てる場合もある。
その一字とは、“義”である。義を売りわたすくらいなら、命を捨てたほうがましだ。だからわたしは、
義ほど大切なものはないというのだ。
■和田武司 訳 の
「中国の思想 Ⅴ 墨子」を
義が、いちばん大切だ。
たとえば、
「おまえに冠と履(くつ)をやろう。
その代わり、手と足を切るが、どうだ」といわれて、承知する男はいないだろう。
いくら冠や履が欲しくても、手足にはかえられぬからだ。あるいは、
「おまえに天下をやろう。その代わり、命をもらうがどうだ」
といわれて承知する男はいないだろう。
いくら天下が欲しくても、命にはかえられぬからだ。しかし、
たった一字のために、
命を捨てる場合もある。
その一字とは、“義”である。義を売りわたすくらいなら、命を捨てたほうがましだ。だからわたしは、
義ほど大切なものはないというのだ。