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第7章 平成２７年１１月

ご存じですか…？

■なぜカーブミラーは
どんな角度からでも
見えるのか？


山道のカーブやＴ字路によくあるカーブミラーは
普通の視界では見えない所を映してくれます。
しかも、どんな方向から見ても、死角がバッチリ映っています。
これは、カーブミラーに、凸面鏡が使われているからです。
子供の頃に、スプーンの背に顔を映して遊んだ事があると思います。
やけに鼻が大きく映って
「プッ」と吹き出した人も多いはずです。
また、スプーンの背には、普通の鏡より、周囲の物がたくさん映っていたはずです。こうした体験は、
凸面鏡が遠くの物に比べて、近くの物を大きく強調して映す事や平面鏡よりも広い視野を映すという特徴をよく現しています。
つまり、広い視野を映せるから、曲がった道の先を見通したりＴ字路の死角を見る事が出来ます。
見えない所から車や人が来る事を教えてくれるのです。ただし、
カーブミラーは通行人も
見れば、バイクの運転手、トラックの運転手と様々な人が見ます。
なので、どんな高さからもしっかり死角が見えるように丸型の鏡は、
直径600･800･1,000mm、
角型の鏡は、
450×600･600mm×800mm
道路から鏡の高さは、2.5mと決められています。
鏡の材質は、
メタクリル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、
ステンレス、
化学強化ガラスの4種類があります。
一般的に使用されていて、コストを優先する場合は、メタクリル樹脂
強度、耐久性を求める場合は、ステンレスを選ぶとよいでしょう。