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作品集
第7章 平成27年11月
素晴らしいと思いました。
◆ある病院で、看護婦さんたちの間に、いつのまにか1つ習慣ができあがっていました。
朝、出勤してくると、皆、まずアルツハイマーで入院しているひとりのおばあさんのところへ、
「おはよう、おばあちゃん」と挨拶に行くのです。
夕方も、「さよなら、おばあちゃん」と挨拶して帰ります。このおばあさんはいつも、誰に対してもニコニコして、たった一言だけを繰り返しています。「あなたはかけがえのない方です」看護婦さんたちは、おばあさんのその一言を聞くと、「ああ、私は生きていていいんだと」と確信するのでした。
◆ある病院で、看護婦さんたちの間に、いつのまにか1つ習慣ができあがっていました。
朝、出勤してくると、皆、まずアルツハイマーで入院しているひとりのおばあさんのところへ、
「おはよう、おばあちゃん」と挨拶に行くのです。
夕方も、「さよなら、おばあちゃん」と挨拶して帰ります。このおばあさんはいつも、誰に対してもニコニコして、たった一言だけを繰り返しています。「あなたはかけがえのない方です」看護婦さんたちは、おばあさんのその一言を聞くと、「ああ、私は生きていていいんだと」と確信するのでした。