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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第4章 初めての恋
―手始めに、この娘を連れていって妓房(キバン)にでも売り飛ばしゃア、ちったア、金になるってもんだぜ。
と、下卑た眼でソナを見るようになった。
そこで、ソナが一計を案じた。
―伯母さん、私、王宮に行きます。
後宮に入って働けば、わずかではあるが日当も貰えるし、ソナも借金取りに連れていかれずに済む。その時、既に弟のヨジュンは伯父の友人宅に養子として貰われていっていた。伯母とも相談した結果、幼い弟の未来のために決断したことだった。
と、下卑た眼でソナを見るようになった。
そこで、ソナが一計を案じた。
―伯母さん、私、王宮に行きます。
後宮に入って働けば、わずかではあるが日当も貰えるし、ソナも借金取りに連れていかれずに済む。その時、既に弟のヨジュンは伯父の友人宅に養子として貰われていっていた。伯母とも相談した結果、幼い弟の未来のために決断したことだった。