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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
「―ハン!」
 ソナは愛しい男の姿を認めるなり、ホッとして叫んだ。ハンが振り向き、満面の笑みを浮かべる。ソナはそのまま一直線に走り、恋人の腕の中に飛び込んだ。抱きしめられると、ソナの大好きな薄荷の香りが彼の身体から漂ってくる。
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