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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
 ハンが淡く微笑った。
「こういう場所の方がかえって人に見つかりにくいだろう?」
 確かに彼の意見にも一理はある。幽霊が出るという場所に深夜、好んで来る物好きはいない。
「でも、やっぱり、私、怖い」
 ハンに思わず縋りつくと、ハンは笑いながらソナを腕に引き寄せた。
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