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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
 ハンが笑顔になった。
「判った。もう言わない。でも、もしソナが本当に困って助けが欲しくなったときは、いつでも言って。私ができるだけの援助をするからね」
 ハンはソナの艶やかな髪を撫でた。どうも彼はそれが癖になりつつあるらしい。ソナも好きな男に触れられるのは厭ではなく、むしろ嬉しいので、何も言わないで好きなようにさせている。
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