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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
 強く抱きしめられ、ソナは喘いだ。
「ハンってば。そんなに強くしたら苦しいし、息が出来ないじゃない。大丈夫よ、私をそこまで虐める人なんていないから」
 だが、ハンにソナの言葉など届かないように、夢中でソナを仰のかせ口づけた。しばらく狂おしい口づけが続き、漸く口づけが解かれた時、ソナの瞳はより潤み、珊瑚色の唇は腫れ上がって濡れていた。
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