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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
 ハンの切れ長の双眸は男の色香を凄艶なまでに滲ませている。その瞳の奥底に蒼白い焔が点った。それは欲望という名の焔だった。
 ハンの手によって、ソナはそっと床に横たえられる。覆い被さってくる男の身体をソナは両手を回して抱きしめた。
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