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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密

その十日後の夜も、ソナはハンと例の桜草の殿舎で逢瀬を持った。庭の前で落ち合った二人は待つのももどかしく殿舎に入った。どちらからともなく抱き合い、口づけを交わし、互いの衣服を脱がせ合う。倒れ込むようにもつれ合い転がり、性急に身体を重ねた。
ハンは内官どころか、若いだけに求めてくるのも荒々しく愛撫も烈しかった。二人は飢えた獣のように幾度も交わり、ソナは初めての夜はあまり感じられなかった信じらないほどの官能の極みを体験した。
ハンは内官どころか、若いだけに求めてくるのも荒々しく愛撫も烈しかった。二人は飢えた獣のように幾度も交わり、ソナは初めての夜はあまり感じられなかった信じらないほどの官能の極みを体験した。

