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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第6章 恋人の秘密
 だが、ハンがこういう男擦れしない無垢さを好むことをソナは知り尽くしている。今夜も恥ずかしいのは本当だが、ハンの好みを判っていて敢えて恥じらっている部分もあった。
「夜着は薄いので、身体が見えてしまっています。こんなあられもない格好は恥ずかしい」
 消え入りそうな声で訴えると、ハンが含み笑う。
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