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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第7章 野望への階段
 ハンは愛妃と過ごす夜をとても心待ちにしているようで、行為そのものももちろんだけれど、床に入る前のこのひととき―酒を酌み交わし交わす他愛ない会話をも心から愉しんでいる風であった。
 最初にソナがハンに酒を注ぎ、今度はハンが手ずから注いでくれる。だが、その夜、ソナは微笑んで首を振った。
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