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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第7章 野望への階段
 一方、三人の側室たちはその場に皆、縫い止められたように立ち尽くしていた。
 その中で最も早く我を取り戻したのはパク貴人で、流石に年の功というべきであろうか。
「したたかな女だわ」
 パク貴人は放心したように呟き、ゆるりと首を振った。彼女が先刻交わされたばかりの王とのやりとりに震え上がっているのは明らかだ。

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