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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第10章 昼間の密会
「私も旦那さまのお子が欲しうございます。あなたの御子をこの手に抱いてみたい」
 愛する男の子を身籠もり、生む。それは野心とはまったく別の願いであり、女としての純粋な欲求であった。
「私もその日が一日も早く来ることを願っている。結局のところ、そなたを王妃に立てるには、それがいちばんの方法なのだ」
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