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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第12章 復讐
「こうしてわざわざお伺いしたのに、持参した菓子を召し上がっても頂けませんの?」
「お前の持ってきた菓子など食べられるものか。どうせ毒入りであろう」
 ここは李昭媛の居室である。言葉どおり、今日はソナの方から李昭媛を訪ねてきたのであった。今、二人の間にある文机には美しい紙が貼られた菓子箱に入った饅頭が並んでいる。
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